投稿日:2024.05.02 最終更新日:2024.05.28
【事例あり】建売は照明でガラっと変わる!建売の内装をおしゃれに彩る照明器具の選び方!
【購入前にチェック!】建売住宅に”照明がついてない”って本当…?
建売住宅を購入する際、照明器具は付属していないケースが多くあります。多くの建売住宅では、天井や壁面に照明器具用のコンセントや引掛シーリングが設置されていますが、照明器具本体は含まれていません。また、ダウンライトなどの埋め込み式照明も標準装備ではないことが一般的です。
照明器具の価格は、部屋の大きさやデザイン、機能性などによって異なりますが、1つあたり【5,000円から15,000円】程度が相場です。
照明器具の選択は、ハウスメーカーにオプション工事を依頼することもできますが、選択肢が限られており、高額になる傾向があります。コストを抑えながら、自分の好みに合った照明器具を選ぶためにも自分で購入して取り付けることがおすすめです。
建売住宅を購入する際は、照明器具が付属していないことを念頭に置き、予算とデザインを考慮しながら、個人で用意する必要があります。
おしゃれな内観のための照明選びポイントは3つ!
①:その部屋の”用途”にあわせて選ぶようにしよう!
建売住宅の照明は、各部屋の用途に合わせて照明器具を選びましょう。
リビングは家族団らんの場であり、くつろぎの空間でもあるため、シーリングライトやダウンライト、間接照明を組み合わせて、明るさと雰囲気を調整しましょう。ダイニングでは、ペンダントライトを使用し、食卓を明るく照らすことで、食事をおいしく見せることができます。寝室は落ち着いた雰囲気が必要なため、調光機能付きのシーリングライトや間接照明を選ぶのがおすすめです。玄関や廊下は、来客の確認や安全確保のために明るく照らすことが大切で、人感センサー付きライトやフットライトを活用するのも良いでしょう。
②:おしゃれ重視なら「照明の色」もチェック!
おしゃれな内観を目指すなら、照明の色にも注目してみましょう!
照明の光の色は、電球色、温白色、昼白色の3種類に分けられ、色温度(ケルビン)の値で区別されています。電球色は温かみのあるオレンジ色、昼白色は昼間の太陽光に近い白っぽい色で、温白色はその中間の色です。部屋の雰囲気に合わせて光の色を選んでみてはいかがでしょう?
③:将来的な「家具・家電配置」も考慮しよう!
照明を選ぶ前に家具や家電の配置も考慮する必要があります。
事前に決めておくことで、その部屋の雰囲気に最適な照明器具やその設置場所を明確にすることができます。部屋のテイストにマッチする照明を選ぶと、おしゃれな空間にぐっと近づくでしょう。
照明選びでは、部屋の用途、照明の寿命と光の色、部屋全体のテイストと家具配置を総合的に考慮する必要があります。自分らしい照明計画を立てることで、理想のおしゃれ空間を実現させましょう。
※インテリアにこだわるクニロクホームの建売住宅では、1階と2階の居室以外の照明器具は設置済みで販売されています。設計士がインテリアに合わせた器具をチョイス、照明計画もされています。
【下の写真はクニロクホームの建売住宅、LDKの照明器具写真です。】
建売住宅の標準装備に含まれていない選んでおくべき3つのインテリア
1. カーテンレール・カーテン
建売住宅では、窓周りの設備が標準装備として付いていないことが多いです。特にカーテンレールやカーテンは、ほとんどの物件で自分で取り付ける必要があります。DIYで取り付けることも可能ですが、時間と手間がかかるため、オプション工事を依頼するのがおすすめです。
2. エアコン・浴室乾燥機(空調)
エアコンや浴室乾燥機などの空調設備も、標準装備として付いていないことが多いです。
特にエアコンは、室外機までの配管用のスリーブ穴が開いていない場合、本体だけでなく設置工事も必要になります。すぐに手に入らない可能性もあるので快適な生活に必要不可欠な空調設備は入居前に準備し、設置日を決めておくことをおすすめします。
3. テレビアンテナ・表札
テレビアンテナは、高所での設置作業が必要なため、プロに依頼する必要があります。引越し後すぐにテレビを楽しむためにも、事前に手配しておくことをおすすめします。また、表札も標準装備ではないため、入居前に準備しておく必要があります。ホームセンターやネットショップで簡単に作成できるため、デザインや素材などでオリジナリティを演出するのもおすすめです。
このほかにも、室内干し用のバーなど、生活に必要な設備があれば、オプション工事で取り付けておくと便利です。建売住宅で標準装備として付いていない設備や仕様は、自分で取り付けるか、オプション工事として販売会社に依頼することになります。入居前に必要なインテリアを選んでおくことで、スムーズに新生活をスタートすることができるでしょう。
建売住宅の外観はシンプルになりがち…その理由は?
建売住宅の外観は似たようなデザインになりがちだと感じる人もいるでしょう。その理由は主に以下の3つが考えられます。
①:コストカットのために「規格化」を行っているから
建売住宅は、複数の家を同時に建設することで、設計の手間を減らし、材料を大量に安く仕入れることができます。そのため、間取りや使用する材料を統一し、規格化することで、1棟あたりのコストを抑えているのです。その結果、外観も似たようなデザインになりがちですが、プロが設計したおしゃれで優れた外観の家が多いのも事実です。
②:住む人を選ばない”万人ウケ”するデザインにしているから
建売住宅は住む人が決まる前に建設する必要があるため、できるだけ多くの人に好まれるような、無難なデザインが選ばれる傾向にあります。その結果、似たような外観になることが多いのですが、将来的に売却する際には買い手が見つかりやすいというメリットにもなります。個性的すぎるデザインの注文住宅は、好みが分かれて売却が難しいこともありますが、建売住宅なら中古市場での価値も高く、スムーズに住み替えができるでしょう。
③:デザインにこだわりすぎると、近隣との調和が取れないから
建売住宅は、周囲の景観と調和するように設計されています。派手な色の外壁や特殊な形の屋根は、周囲から浮いてしまい、近隣とのトラブルにつながる可能性も考えられます。しかし、建売住宅のシンプルな外観は、周囲の景観を乱すことなく、美しく整った街並みを形成します。特に大規模な分譲地では、意図的に似た外観の家を建てることで、統一感のある景観を作り出しているのです。
建売住宅の外観がシンプルになる理由には、コスト面、好み、周囲との調和など、さまざまな要因が複合的に影響しています。しかし、シンプルだからこそのメリットも多く、価格の安さ、売却のしやすさ、近隣との関係の良好さなど、長期的な視点で見ると魅力的な選択肢になるわけです。
建売・分譲住宅でもできる!外観をおしゃれにする「3つの方法」
とはいえ、画一的な外観に物足りなさを感じる方もいるでしょう。建売住宅でもいくつかの工夫でおしゃれに変身させることができます。ここでは、建売住宅の外観をワンランクアップさせる3つのポイントをご紹介します。
1. エントランスにこだわる
建売住宅の表札は、住宅購入後に自由に選ぶことができるため、ここでオリジナリティを発揮しましょう。デザイン性の高い表札を選ぶことで、外観に個性を添えることができます。オンラインショップやオーダーメイドのサービスを利用すれば、世界に一つだけの表札を作ることも可能です。来客者が必ず目にする場所なので、こだわりを持って選ぶことでおしゃれを実現できます。
2. 植栽を上手に取り入れる
建売住宅の外観に植栽を取り入れることで、空間に奥行きと立体感が生まれ、印象を大きく変えることができます。植栽の種類や配置によって雰囲気が変わるので、家のイメージに合った植物を選ぶことがポイントです。また、植栽をライトアップすると、夜の外観もより魅力的に演出できます。ソーラー式の照明を使えば、電気代を気にせず手軽に取り入れられるアイデアです。
3. 外構やハウスメーカーにこだわる
外構工事に力を入れることで、外観をトータルにコーディネートすることができます。建売住宅は、外構もセットで販売されていることが多いため、建物はもちろん、外構にもこだわりを持つハウスメーカーを選ぶことが重要です。
建売住宅の外観は、エントランス、植栽、外構やハウスメーカーへのこだわりによって、大きく印象を変えることができます。
【事例別】オプションで”自分好みの”家づくりを実現しよう!
建売住宅は、注文住宅のように完全自由設計ではありませんが、仕様変更を上手に利用することで、希望を取り入れた家づくりが可能です。ここでは、建売住宅の仕様変更で実現できる3つのポイントをご紹介します。
1. 「内装」のカスタマイズで好みの雰囲気に
建売住宅では、間取りの大幅な変更は難しいものの、壁紙やフローリング、建具の色などはカスタマイズできる場合があります。特に部屋の印象を大きく左右する壁紙やフローリングは、自分好みの色や素材を選ぶことで、理想の雰囲気を作ることができます。同様に、照明器具やコンセントの位置・数なども、生活スタイルに合わせて変更できる場合があるので必ず確認しましょう。
ただし、コンセントの増設など、追加工事が必要な場合は費用が発生する点に注意が必要です。
2. 「水回り設備」のグレードアップ
キッチンやバスルーム、洗面台といった水回り設備は、日常生活の快適性に直結する重要なポイントです。建売住宅でも、建築前であれば、これらの設備を好みのものにグレードアップできる場合があります。ハウスメーカーによっては、標準仕様の中から複数のオプションを選べる場合もあるので、ライフスタイルに合った設備を選びましょう。
ただし、グレードアップにはその分の追加費用が発生するので、予算とのバランスを考えて決める必要があります。
3. 植木や玄関ポストなどを置いて「デザイン性の高い外観」に
建売住宅の外観は、基本的にはあらかじめ決められたデザインになりますが、外壁の色や屋根材、玄関ドアなどはハウスメーカーが用意するオプションの中から選べる場合があります。外観は家の第一印象を決める大切な要素なので、できる範囲でこだわりを取り入れることをおすすめします。又、外構のデザインも着工前なら変更でるところが多いので、相談してみてはいかがでしょうか。
ただし、大幅なデザイン変更は難しいので、あくまでも建売住宅の枠内で可能な範囲で考えましょう。
建売住宅の仕様変更は、ハウスメーカーや物件によって対応可能な範囲が異なります。内装、水回り設備、外観など、自分たちが特にこだわりたいポイントを明確にし、早い段階からハウスメーカーに相談することが重要です。上手に仕様変更を活用することで、建売住宅でも自分たちらしさを表現した家づくりが実現できるはずです。
注文住宅のような”おしゃれな建売住宅”との出会いをあなたに
建売住宅はどうしてもデザイン性の低い、ローコスト住宅になりがちなもの。「住めれば何でもいい」という考え方ももちろんアリですが、夢のマイホームを購入するのであれば、できるだけ”おしゃれな家”にしたいですよね。
クニロクホームでは、敷地や暮らし方に応じて独自設計した”オンリーワン住宅”を提供していますので、まるで注文住宅のようなデザイン性と機能性を持ち合わせた、こだわりの分譲住宅をご紹介しています。もちろん無垢床のある、木のぬくもりあふれる心地よい住まいも標準仕様として設計。2つとないオリジナリティあふれるデザインを心がけ、一邸一邸がその後出会う家族の暮らしを想像しながら設計しています。
おしゃれな一戸建て建売住宅をお探しなら、クニロクホームにお任せください!
この記事を書いた人
Takeuchi
住宅事業部 設計チームリーダー/デザインに細部までこだわり、ワンランク上の家づくりを目指します。丈夫で快適な家づくりに加え、趣味や嗜好といった遊び心も大切にした提案をします/一級建築士・一級建築施工管理技士・宅地建物取引士