
2025.09.02
暮らしを変える「収納」の力 ➁
―分譲住宅に人気の収納アイデア― 分譲住宅は、限られた土地や間取りの中でも暮らしやすさを追求して設計されています。その中でも特に工夫が凝らされているのが「収納」。近年の分譲住宅では、日常生活をスムーズにし、家事や片付けの手間を軽減してくれる収納が多く採用されています。今回はその代表例をご紹介します。 1. シューズクローク 玄関横に設けられる「シューズクローク」は、今や定番の収納です。 靴だけでなく、ベビーカーやアウトドア用品、雨具なども収納できるので、玄関をいつもスッキリ保つことができます。来客からは見えにくいため、暮らしの“ちょっとした雑多”を隠せるのも大きな魅力です。 2. パントリー キッチンの近くにあるパントリーは、まとめ買いやストック収納に便利。 缶詰や乾物、調味料だけでなく、ホットプレートなどの調理家電も収められるため、キッチンの作業スペースを広々と使えます。最近は扉付きで生活感を隠せるタイプや、オープン棚で「見せる収納」として楽しめるタイプも人気です。 3. ファミリークローク 家族全員の衣類や日用品を一か所にまとめて収納できる「ファミリークローク」。 帰宅後にすぐコートを掛けたり、洗濯した衣類をまとめてしまったりと、家事動線を短縮できるのがメリットです。家族が自然と片付けに参加できるので、リビングや個室にモノが散らかりにくくなります。 4. あると便利な+α収納 ・リビング収納:文房具やリモコン類をまとめて置ける ・階段下収納:デッドスペースを有効活用 ・洗面所収納:タオルや洗剤をストックできる こうした小さな工夫が、日々の暮らしを整える大きな力になります。 収納は「どれだけあるか」ではなく「どこにあるか」「どう使えるか」が重要です。分譲住宅の収納計画には、実際の生活を想定したアイデアが随所に盛り込まれています。収納上手な住まいは、家族みんなが心地よく暮らせる空間へとつながっていきます。