高気密だけに頼る湿気対策は危険です!
近年の住宅では省エネ基準の変更などで断熱材の厚みを増やし、高断熱な性能の住まいを作ることが多くなりました。
しかし、高断熱な家ほど外部と室内の温度差はもちろん大きくなります。
そのため、夏の冷たい飲み物を入れたグラスの表面のように温度差の激しい高断熱住宅では壁体内で結露がおこるリスクも大きくなる訳です。
それを防ぐために高気密住宅で行われているのが室内側からの湿気をシャットダウンするために気密層の膜を作ることです。
この気密層の膜が湿気から住まいを守るのですが、断熱施工時の手違いや住んでからのエアコン設置時の気密施工不良、長年の木の伸縮などで気密の膜に1ヶ所でも隙間や破れなどの欠損ができると湿気がそこから侵入して広がり、柱などの構造躯体を腐らせる原因となるのです。
羊毛断熱材ウールブレスは湿度をコントロールできる断熱材です。
天然のウールでできたウールブレスは壁の中の湿度を絶えず調整してくれます。
羊毛には素材周辺の湿度を50~60%に保つという性質があり、断熱材として使用することで壁の中に湿気が侵入しても吸放出を繰り返し湿度を調整してくれるわけです。
それは、断熱材と触れ合う柱などの木材にとっても適度な湿度であり、腐らせたりせずに家自信を長持ちさせることに繋がります。
自然のままのウールは高い保温性と湿気を調整する元々ある羊毛の性質をそのまま利用したウールブレスは人工素材のように劣化することなく、ずっと住まいを守り続けるのです。
クニロクホームでは「丈夫で長持ち」をモットーにしているので断熱材はウールブレスを選んで使用しています。
詳しくはこちら https://kuniroku.co.jp/quality/
この記事を書いた人
Nitta
住宅事業部 総合企画室室長/分かりやすく丁寧に、クニロクの情報を発信します。/二級建築士・宅地建物取引士