投稿日:2020.08.17 最終更新日:2024.05.28
住宅の下地の寸法の考え方
住宅の下地のことについて皆さん知らない方が多いと思うのでお話ししたいと思います。
下地には材種とサイズがありますが今回はサイズの考え方について説明したいと思います。
住宅の下地のサイズはおおむね間柱30㎜×120㎜、45㎜×120㎜、垂木30㎜×40㎜のサイズとベニアなどの3㎜、5.5㎜、9㎜、12㎜、15㎜、18㎜等・・・を組み合わせて
そのうえに石膏ボード9.5㎜、12.5㎜を貼り完成寸法となります。
例えば88㎜の仕上がり寸法にしたい場合いつくかパターンがあります。
パターン①は間柱30㎜を2本とベニア3㎜を1枚と石膏ボード12.5㎜を2枚で使うパターン(計算式30×2+3+12.5×2=88)と
パターン②は間柱45㎜を1本とベニア9㎜を2枚など使うパターン
(計算式45+9×2+12.5×2=88)
等があります。
その使い方は場所によって異なってきますが、ほとんどがこの材料にて作成されているということは知っている方は少ないと思います。
また、ビルダーや住宅メーカーなどによって場所によって使う下地はほぼ決まっています。
当社で言うと
・天井の下地は垂木30㎜×40㎜
・管柱間に入る間柱は30㎜×120㎜
窓の上下に入る下地は間柱45㎜×120㎜
エアコンの下地はベニア12㎜
となっています。
家に使用している下地材はそんなに多くないので覚えておくとよいと思います。
この記事を書いた人
Hino
住宅事業部 設計チーム/注文住宅の設計を担当しています/二級建築士