投稿日:2025.09.08 最終更新日:2025.09.08
暮らしを変える「収納」の力 ③

―平屋ならではの収納術―
平屋はワンフロアで生活が完結するため、階段の上り下りがなく、暮らしやすさに定評があります。ですが、その反面「収納が足りないのでは?」と不安に思う方も少なくありません。実は平屋だからこそ活かせる収納の工夫がたくさんあるのです。
1. リビング中心の収納計画
平屋は生活の中心がリビングに集まりやすいのが特徴です。そこで、リビング近くに日用品や掃除道具、学校や仕事で使うものをまとめられる収納を設けると便利。家族が集う場所に必要なモノが揃うことで、自然と片付けの習慣がつき、暮らしやすさが増します。
2. 天井高を活かした「ロフト」や小屋裏収納で“+α”のスペース
平屋は2階がない分、天井を高く設計できるメリットがあります。その高さを利用して「ロフト」や小屋裏収納をつくることが可能です。寝室や子ども部屋に設ければ、布団や季節用品をしまったり、ちょっとした趣味スペースとして活用することもできます。暮らしの幅を広げながら収納力も確保できる、一石二鳥の工夫です。
3. 大容量のファミリークローク
平屋は家族の生活が近い分、ファミリークロークが特に活躍します。リビング近くに設ければ、帰宅してからの着替えや片付けがスムーズに。収納が一か所にまとまることで、掃除や整理も楽になります。
4. 外部収納という選択肢
平屋は庭や駐車スペースとのつながりも近いため、外部収納(外物置)を設けやすいのもポイント。アウトドア用品や園芸道具を外にまとめることで、室内をすっきり保つことができます。
平屋の収納は「大きな一か所」と「小さな分散収納」の組み合わせがポイント。動線と暮らし方に合わせて工夫すれば、平屋でも十分な収納量を確保できます。暮らしやすさと片付けやすさを両立した平屋は、家族にとって“ずっと快適な住まい”となるでしょう。
この記事を書いた人

Nitta
住宅事業部 総合企画室室長/分かりやすく丁寧に、クニロクの情報を発信します。/二級建築士・宅地建物取引士