投稿日:2026.06.16 最終更新日:2026.06.16
建売住宅の価格はなぜ上昇しているのか?今販売中の物件が注目される理由
建売住宅の価格はなぜ上昇しているのか?今販売中の物件が注目される理由
岐阜市や岐阜市近郊でも近年、建売住宅や注文住宅の価格が上昇しています。「以前より住宅価格が高くなった」と感じている方も多いのではないでしょうか。
住宅価格上昇の背景には、建築資材や住宅設備の値上げ、人件費の上昇、物流コストの増加など、さまざまな要因があります。
目次
建築資材や住宅設備の値上げが続いている
住宅を建てるためには、木材や鉄鋼製品、断熱材、外壁材など多くの建築資材が必要です。また、キッチンやユニットバス、トイレ、洗面化粧台などの住宅設備も欠かせません。
近年は原材料価格の上昇や円安の影響に加え、物流費や人件費の増加により、各メーカーで価格改定が相次いでいます。4月や6月、8月と段階的な値上げが実施されるケースも多く、住宅1棟あたりの建築コストは日々上昇しています。
中東情勢も住宅価格に影響
住宅価格に直接関係ないように思える中東情勢ですが、実は大きく関わっています。
中東地域は世界有数の原油供給地域であり、情勢が不安定になると原油価格が上昇しやすくなります。原油価格が上昇すると、輸送費や製造コストの増加につながり、建築資材や住宅設備の価格にも影響を与えます。
米国とイランが戦闘終結で合意したことで、原油価格の上昇懸念は一時的に和らいでいます。しかし、住宅業界ではすでに実施された建築資材や住宅設備の価格改定があり、一度上昇した資材価格や設備価格が短期間で大きく下がる可能性は高くありません。そのため、今後のさらなる値上がりを抑える効果は期待できるものの、住宅価格全体としては当面、高い水準で推移すると考えられます。
建築コストの上昇は住宅価格にも反映される
建築会社はコスト削減に努めていますが、原材料価格の上昇をすべて吸収することは難しく住宅価格にも影響が出ています。
建築資材、住宅設備、人件費、物流費などのコストを積み上げて販売価格が決定されます。そのため、建築コストの上昇は建売住宅や注文住宅の価格にも影響を与えます。
今販売中の建売住宅は「値上がり前の価格」の場合も
住宅価格が上昇している中で注目したいのが、建売住宅の価格が決まるタイミングです。
一般的に建売住宅は、土地の仕入れや建築計画の段階で販売価格を設定します。そのため、現在完成している物件の多くは、半年前から1年以上前の建築コストをもとに価格が決められているケースがあります。
つまり、現在販売中の建売住宅の中には、最近の資材価格や住宅設備の値上げが十分に反映されていない物件もあるのです。
言い換えれば、現在販売中の建売住宅は、今後新たに建築される住宅と比較して「値上がり前の価格」で購入できる可能性があるということです。
建築中の建売住宅も価格が確定していることが多い
建売住宅は完成前の建築途中から販売されることもあります。
この場合も、多くの物件では販売価格が事前に確定しているため、契約後に資材価格や設備価格が上昇しても追加費用が発生することは基本的にありません。
注文住宅のように仕様変更によって予算が変動する心配が少なく、資金計画を立てやすいことも建売住宅の魅力の一つです。
住宅購入を検討するなら早めの情報収集がおすすめ
今後も建築資材や住宅設備の価格上昇が続く可能性がある中、現在販売中の完成済み住宅や建築中の分譲住宅は、価格が確定しているという安心感があります。
住宅購入を検討されている方は、将来の価格動向を待つだけでなく、現在販売中の物件も比較しながら検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
建売住宅の価格上昇の背景には、建築資材や住宅設備の値上げ、人件費や物流費の上昇、さらには世界情勢によるエネルギー価格の変動などがあります。
一方で、現在販売中の完成済み物件や建築中の建売住宅は、価格がすでに確定しているケースが多く、最近の値上げが反映される前の価格で購入できる可能性があります。
岐阜市・各務原市・瑞穂市・羽島郡でマイホームをご検討中の方は、今ある物件情報にもぜひ注目してみてください。
クニロクホームの完成物件と工事中の物件
この記事を書いた人
Nitta
住宅事業部 総合企画室室長/分かりやすく丁寧に、クニロクの情報を発信します。/二級建築士・宅地建物取引士
