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山林事業
クニロクでは明治31年の創業以来125年余にわたり、林業を起点とした事業を展開し、将来を見据えた森づくりに取り組んでいます。その起点となるのが、岐阜県と岡山県に保有する2,765haという広大な社有林。森の多様性が保たれるように植林や手入れの方法を工夫しながら、山林の適切な維持・管理に努めています。
木を植え、森を育て、木のぬくもりが宿る家づくり。
クニロクホームの柱となる、4つの事業をご紹介します。
クニロクでは明治31年の創業以来125年余にわたり、林業を起点とした事業を展開し、将来を見据えた森づくりに取り組んでいます。その起点となるのが、岐阜県と岡山県に保有する2,765haという広大な社有林。森の多様性が保たれるように植林や手入れの方法を工夫しながら、山林の適切な維持・管理に努めています。
愛知県江南市の江南プレカットセンターにて、建物の骨組みとなる構造材の加工を行っています。厳格な基準をクリアできるよう、徹底した品質管理のもとでCAD入力し、加工、そして出荷。木材はもちろん、サッシや住宅設備機器など住宅に関するさまざまな資材の販売も手掛けています。
地元の岐阜県を中心に、宅地開発から分譲住宅、注文住宅、リフォームまで幅広く手掛けています。約4,000区画の宅地造成や販売、2,800棟以上の住宅建築や販売など…これまでに培ったノウハウをフル活用。土地の開発造成・販売・仲介、分譲住宅の建築・販売、注文住宅の設計・建築、外構工事、リフォーム、アフターメンテナンスまで、住宅に関するすべてを一貫体制で行っています。
SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」とは、2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までに地球規模で取り組むべき国際目標です。次世代のために、世界中のあらゆる地域で継続的に住みやすい社会を実現させることを目的としています。
近年の自然環境の変化は危機感を抱くほど。次の世代を引き継ぐ子どもたちのために、今すぐにでもできることは無限にあるはずです。クニロクでは私たちにできることを探し、一つひとつ着実に実践していきます。
クニロクの社有森は、岐阜県と岡山県に2,765ha。なかでも岡山県真庭郡新庄村に所有する森林は「大山隠岐国立公園」にも指定されている豊かなブナの森です。所有の半分は施業することなく、天然林のまま古来の生態系を保安しているため、貴重生物や植物も数多く生息しています。
広大な森林を豊かな状態で維持し続けること。それは、おいしい空気や水の供給、健康の促進、温暖化の抑制、陸はもちろん、川でつながる海の保安にも貢献しています。
このクニロクの森は一般の方にも開放し、森の恵みを共有することで、素晴らしい環境を皆様に楽しんでいただけるよう実践しています。
木を育てることは、持続再生可能なクリーンエネルギー資源を生産することです。クニロクでは今まで以上にその生産スピードを加速させ、クリーンエネルギーを生産・共有していくため、人工林の施業地では従来の手法にこだわることなく、コウヨウザンなどの早生樹を植林して新しい林業に挑戦しています。
さらに国産材をふんだんに活用した家づくりを実践し続けることで、「つくる責任 つかう責任」も果たしていきます。国産材の活用は材価の安定上昇にもつながります。この取り組みが日本全体に広がることで、森林所有者が「森は宝だ」と再認識するようになり、日本の森林財産は復活し、全国の森は息を吹き返し豊かになるでしょう。ぜひ、国産材を活用して森の恵みを共有しましょう。
大人が数人がかりで抱えるほどの杉の天然木―。新庄村に広がるクニロクの森には、このような大木がたくさんあります。
レッドデーターブックに記載されている、絶滅の恐れがある野生動植物も数多く生息しています。これは数百年にわたって生態系が保全されてきた証です。
豊かな森を保全することで水をきれいに。これからも森の保全を通じて気候変動を抑え、海や陸の豊かさを守り続けていきます。