2015年8月10日 月曜日
自然との闘い
クニロク所有の山から砕石が県道に流れてくるということで、先日岐阜県庁の方々と現地を確認の上、工事の予定概要説明を受け、工事の承諾をしました。
ここは“崩谷”という地名の通り頻繁に落石があるところです。弊社所有地以外でも落石は多く、フェンスや法面保護工事がたくさん行われています。
クニロクでは日頃より木こりの仕事もして、山の維持管理を行っていますが、昨年この辺りの県道から作業道をつけ、間伐などして山を整備する計画がありました。しかし、一度弊社で山をさわると、その後に起こって災害が弊社の作業道工事に起因するということになった場合、弊社で責任を負わねばならなくなるからやめたほうが良い、とのアドバイスを受け、その計画は断念しました。
自社所有地からの落石で税金を使って頂くのは申し訳ないと思いますが、崩れる危険性を把握しながらもこの地に道路を作った経緯を考えれば、手を入れていない自然の状態であれば崩れてくるものに対しては県でメンテナンスして頂く理由はあると思いました。
砕石が流れてきた現場の上は、のぼっていく最中でも小石が流れていったりするところで、何度も滑りながら、そして四つん這いにならなくてはのぼれないようなところでした。
ゲリラ豪雨など天災地変が多くなっている昨今、軽微な工事で今後の予防処置がとれ、災害がなくなることを願っています。
(S.K@社長)