木を植え、森を育て、
木のぬくもりが宿る家づくり

國六株式会社フリーダイヤル0120-055-926
資料請求・お問い合わせ

スタッフブログ

2015年6月24日 水曜日

私の読書日記28

ちゃんぽん食べたかっ!

さだ まさし

 2月の「風に立つライオン」に続きまた、さだまさしの本です。

20150624この作品は自伝的小説で、中学生、高校生時代のさだが、音楽に悩み、進路に迷い、友情を育み、苦しみながら成長していく青春物語となっています。登場人物は全て実名であり、家族や中学、高校の同級生や先生などの思い出には今の時代から見るとちょっとヤバイ話もありますが、実話というところが面白いところです。あとがきでは、この本に登場する先生や友人たちの“今”や、その後の交友状況などにも触れられ、さだにとってこの人たちとの思い出が宝物であり、交流を今も大切にしていることがよくわかります。
 この本はNHKで現在放送中の土曜ドラマ「ちやんぽん食べたか」の原作となっています。なお、「食べたかっ」は「食べたか?」ではなく「食べたい!」という長崎弁です。

(あらすじ)

 さだは長崎生まれ。家は比較的裕福で3歳の頃からヴァイオリンを習い始め、小学校5年と6年の時、九州地方のヴァイオリンコンクールで3位、2位となり、その時の指導者に、東京の高名なヴァイオリン奏者に師事するよう説得される。
 中学1年で上京したさだは一人で下宿生活をしながら、その先生に教えを受ける。しかし、父の事業の失敗で家計の状況は一変し、それを知ったさだは月謝の安い指導者に鞍替えする。ヴァイオリニストを目指すはずたった人生はこの辺りから狂い始め、志望した高校に受験失敗し、やむなく国学院高校に進学する。
 先行きが怪しくなってきたヴァイオリニストへの道だが、中学、高校生活は楽しかった。中学時代はギターに夢中になり、高校時代はクラス仲間とバンドを結成。自ら歌をつくり、楽譜を書き、ギター弾き、コンクールにも出る(結果は落選)。
 やがて、自分にヴァイオリンの才能が本当にあるのか、ヴァイオリニストを目指すことが自分や家族にとって幸せな道なのか、自分の進路に悩みに悩む。
 そして高校3年の終わり、大きな決断をする。それは自分を東京まで送り出し、ヴァイオリンの道を進ませてくれた両親やこれまでの指導者の期待を裏切ることであった。

(感想)

 さだは、クラスの中心で人気者。「おまえがいないと学校が面白くないから、病気になっても毎日出て来い」と言われるほどですから、数々のエピソードが全て笑えます。
 ただ、読んでいて驚くのはさだの才能の幅広さです。
 まずは音楽。幼少期からヴァイオリンを習っているので、絶対音感がある。ギターのチューニングも自分の耳だけを頼りにできてしまう。初めて聴く曲でも数回聴けば、その曲で使われている楽器の音階を一つずつ拾い出し、コードをつけ、二時間ほどでパーツごとの楽譜を作ってしまう。
 作も簡単にこなす。コンクールに出だ高校時代のバンドはさだのオリジナル曲で、作詞も担当。
 次に、落語です。中学時代からの落語好きで、友人の両親に小噺を披露しては食事をごちそうになったり、高校の落研の会長になったり。さだのコンサートにおけるトークの面白さはここから来ているのです。
 そして小説です。高校時代に小説を書き始め、回し読みされていてクラスメートは熱心な読者でした。
 こんな才能があるのですから、ヴァイオリニストの道を諦めて結果は正解でしたが、当時は真剣に悩んだようです。
 さだまさしファンでなくても、読んで間違いなく楽しめるお薦めの本です。

 ドラマの方も、全9回の内4回分が終了、あと5回です。ストーリーは多少変えてありますが、原作の面白さが凝縮されている感じです。是非ご覧ください。

(M.T@総務部)

  • LIXILリフォームブログ

資料請求・お問い合わせ

メールでお問い合わせ資料請求はこちら
本社・ショールームへご来店の方はこちら
國六株式会社フリーダイヤル0120-055-926

【本社】〒500-8175 岐阜県岐阜市長住町5丁目8番地