木を植え、森を育て、
木のぬくもりが宿る家づくり

國六株式会社フリーダイヤル0120-055-926
資料請求・お問い合わせ

スタッフブログ

2014年3月7日 金曜日

私の読書日記(17)

蜩(ひぐらし)の記

葉室 麟

t06平成23年度下半期の直木賞受賞作です。この作家の作品は初めて読みましたが、なかなかの名作だと思います。

(あらすじ)

舞台は江戸時代中期、豊後(今の大分県)の小藩である羽根(うね)藩。

物語の中心人物は、元郡奉行(地方役人)で民衆からの信望も厚く、将来を家老になるであろうと評判のあった戸田秋谷(とだしゅうこく)という人物。秋谷は7年前江戸勤務の際、藩主の側室と不義密通があり、それを咎めた藩士を切り捨てた、との罪により切腹を命ぜられた。しかし刑の執行は10年後と定められた。それは、秋谷が当時藩命により編纂していた家譜(藩の歴史書)を完成させるためであった。10年の間に家譜を完成させ10年後の期日に切腹せよとの命令である。秋谷は藩内の山村で幽閉されて家譜編纂を続けている。

もう一人の中心人物が、若手藩士の檀野庄三郎(だんのしょうさぶろう)。庄三郎も藩内で同僚と刃傷沙汰を起こし、切腹を申し付けられたが、切腹を免ずる代わりに、3年後に切腹する戸田秋谷を監視せよ、との命を受ける。

庄三郎は秋谷と近く接するうちに、秋谷の真っ直ぐな生き方、清廉さ、潔さに触れ、次第に尊敬するようになり、秋谷の罪は冤罪ではないかとの疑問を抱き、密かに調査を始める。すると、事件の裏には藩内の隠された秘密があり、その隠蔽工作と関係があることがわかってくる。

しかし、秋谷本人は自らの罪について肯定も否定もしないで、たんたんとした日々を送っている。自分に課せられた使命(家譜編纂)を完遂するとこだけを考え、助命嘆願の気持ちは全くない。

 やがて、事件の全貌が明らかになるが、秋谷の切腹は執行されるのか?

(感想)

 武士とはこういうものなのか、と考えさせられます。突如として自分に降りかかった運命を、一切言い訳せず受け容れて、ただ自分のなすべきことをなす。自分の死が間近に迫っていても、慌てず騒がず静かにその日を迎える。自分に置き換えてみてそんなことはとても考えられませんが、本物の武士とはそういうものだったのでしょうか。ちょっと現実感がない話ではありますが、考えてみると私も60歳を超え、人生残り少ない年齢だけに同じような境遇かもしれません。後悔しない生き方をしたいと思います。

 ちなみに、この本も映画化されるそうです。秋谷は役所広司くらいかなぁ、と思っていたらひらめきホントに役所でした手 (チョキ) 庄三郎役はいろいろ候補があるなと思っていたら岡田准一。このところ「永遠の0」「軍師官兵衛」と続いていますが、売れっ子ですねわーい (嬉しい顔)

(M.T@総務部)

  • LIXILリフォームブログ

資料請求・お問い合わせ

メールでお問い合わせ資料請求はこちら
本社・ショールームへご来店の方はこちら
國六株式会社フリーダイヤル0120-055-926

【本社】〒500-8175 岐阜県岐阜市長住町5丁目8番地