森づくりのこだわり

森づくりのこだわり

木が育つのには長い年月がかかります。
現在ある森林も、先人達が大変な苦労をして育ててきたものです。
今を生きる私達も、将来を見据えた森づくりをしなければなりません。
下流域へ水を供給している森林を所有している以上、
森林のもつ公益的機能を十分に発揮できる健全な森づくりは、我々に課せられた使命でもあります。

国産材へのこだわり

家づくりにおいて、国産材ならではの魅力はたくさんあります。「いつまでも安心で快適な住空間を提供していく」ことが使命のクニロクにとって、日本の風土に適合した国産材は「丈夫で長持ち」というクニロクの家の主役なのです。

森を護り続け、110余年木の恵みを受け続けてきたクニロクだからこそ、また山林経営~家づくり~アフターメンテナンスまでの一貫体制を実践しているクニロクだからこそ、率先して国産材を活用し、日本の国土を、そして地球環境を守る取り組みを続けなければならないと考えています。

森を守る仲間たち

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▲チェーンソーによる伐採風景

現在の林業界を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。
その一つが高齢化と後継者不足です。
林業の担い手が減少し、森の手入れが進まず荒廃していく・・・といった話をよく耳にします。
林業は体力的にはきついというのも理由のひとつです。
ナタや刈払機、チェーンソー等の道具や、大型の林業機械を使います。
また、屋外の仕事ですので天気や昆虫、蛇等の動物に苦労することもあります。
しかし自分が植林し、手入れをしてきた木が年々育って大きくなっていくのを見ると心から嬉しくなります。

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▲チームを組んで効率よく施業します

國六では、20~60代のスタッフが精力的に森の手入れをしています。
もちろんチームワークも抜群です。昔ながらの「見て覚えろ」的なやり方ではなく、ベテランは若手をしっかり指導します。
若手は教えられ身に付けた技術を更に高めるべく現場で実践します。
林業では同じ現場・場面はありません。その場・その瞬間で状況を判断しながら適切な作業をしなければなりません。
それだけに経験が大きくものを言う仕事でもあります。 國六では現場ごとにチームを作り、効率よく施業を進めています。

新しい森づくり

森林には、自然の状態のままの天然林と、人が植林をして育ててきた人工林があります。人工林は人が手入れをすることによって成り立っています。
しかし、現在では残念ながら手入れをされることなく放置されている森林が数多く存在します。それは近年の大雨や台風による土砂災害の原因の一つになっているのかも知れません。

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▲手入れされた明るい人工林

従来のスギ・ヒノキ人工林の適切な管理はもちろん、これまでとは異なる森づくりにもチャレンジしています。
その例として、針葉樹と広葉樹を混在させる「針広混交林施業」があります。
ミズナラ・クリ・ケヤキ・トチノキ等の広葉樹を、スギやヒノキの針葉樹と混ぜながら育てていきます。もちろん周囲の天然林に自生している樹種に限ります。 色々な樹種を植林することにより、森林の多様性も保たれるようにしています。植林の方法や手入れの仕方を工夫しながら今後も取り組んでいきます。

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▲植栽されたトチノキ

また、100年を大きく超えるようなブナ林もあります。このような貴重なブナ林には手をつけることなく、保護していくのも大切な務めだと思っています。
木が大きく育つのには長い年月がかかります。
現在試みている新しい森づくりの結果が出るのは何十年も先のことです。時には失敗することもあるでしょうが、次世代のために様々なことに挑戦し続けます。

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▲100年を超える天然ブナ林

地域への貢献

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▲伐採されたスギ・ヒノキ

森林を適切に管理していくのは重要なことですが、それだけでは十分とは言えません。
國六は企業として地域への貢献を常に考えています。
雇用を生みだすというのも地域貢献の一つですが、所有している森林を活用して地域の皆さまに喜んで頂くのも重要な役目だと考えます。

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▲「森の学校」の様子

学校の授業の一環として、地元の小学生には「森の学校」をブナ林をフィールドに開催し、中学生には「職場体験」として林業の現場を実際に体験できる場を提供しています。森の中に入り、自分で見て、聞いて、触って、体験することは子どもたちにとって貴重な経験になることでしょう。
実際、森を体験した後では子どもたちの目の輝きが違います。
それを見ると我々も嬉しくなってしまいます。

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▲森林セラピーの様子

また、一部の森林は森林セラピーにも活用されています。これまでに三千人近くの方々が来場されました。
都会では味わえない、森林の持つ”癒し効果”を十分に味わって頂いています。
皆さんリフレッシュされてお帰りになります。
この気持ちよさは体験しないとなかなか分かりません。ぜひ一度お越しください。